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2021/02/15
県西部の中学わいせつ被害、元女子生徒と自治体和解
佐賀県西部地区の中学校で2011年、同級生の
男子生徒2人から校内でわいせつ被害を受け、
心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、
当時2年の元女子生徒が、学校を管理運営する
自治体に損害賠償を求めた福岡高裁の控訴審で、
和解が成立したことが29日、分かった。
和解は今月2日付。1審の佐賀地裁では学校の
対応の不備などが争われたが、今年3月に棄却され、
原告は4月に福岡高裁に控訴した。高裁は
10月に和解勧告を出し、和解の要件には、
自治体が同種事案の再発防止に努めること、
原告に見舞金20万円を支払うことなどが盛り込まれた。
原告の父親は取材に対し、
「被告に謝罪の意向はなく、完全に
納得しているわけではない。安心して子どもを
預けられる場所にしてほしい」
と話した。
教育委員会は
「再発防止に最大限努めたい」
としている。